テールランプのLED化は艶ティカバルブ スクーター用ハイマウント改と
いろいろやってみましたがどれもいまいちぱっとしませんでした。

ネットをいろいろ検索してみると超高輝度LEDを基盤に実装して
製作している人がたくさんいます。
また12Vで点灯させる方法や減光の方法などもいろいろあるようです。

中学生のときにはオーディオ小僧だったので自作ミキサーや
電気小物を手作りしていてそのときエッチングで基盤作成した経験も
あるので今回は基盤からLEDテールとウインカーを作ることにしました。
LEDとCRDの購入はオーディオQさんでしました

基盤はサンハヤトの504EGというタイプです。
元の大きさは左下のものを2倍(面積は4倍だね)
にして大きさです。
よく使われるユニバーサル基盤との違いは
ユニバーサルは穴と穴がつながっていません。
なのでLEDやICを実装したときには足と足を
空中配線して半田付けする必要があります。

反面エッチングという面倒がないので手軽では
あります。

今回僕は空中配線をしたくなかったので
パターンを作ってエッチングするという方法を
とりました。半田付けはこっちの方が
全然楽です。

一番上はテールランプ実装図
左4枚はウインカー用基盤
右下2枚はテール用パターン図です。

実装したものの裏側を回路がつながるように
パターンを設計していきます。
黒いところがパターンが残りあとの銅は
エッチングすると溶けて消えてしまいます。

テール用
TAIWAN OASIS社製 赤色LED、TOL-50aURsCEs50個

ナンバー灯用 3MM 白色LED 4個

ウインカー用
TLYH20TP 5Φ黄色LED 100個(一灯あたり25個使用)
各ユニットに定電流ダイオード(CRD)E-153を接続。
左上 パターンを書いた基盤をエッチング液に
    漬けます
右上 10〜15分くらいするとエッチングの化学変化で
    銅のパターンが溶けて黒くマスキングした所だけが
    残ります。
左   水で流しながらスチールウールなどでマスキングを
     落とします。

するとマスキングでカバーされた部分は溶けずに
残ってパターンが現れます。


全部の基盤を引き上げてマスキングを落としたら
光が反射しやすいようにシルバーでペイントします。

そのあとはLEDを実装するだけです。
基本は
12V+→CRD→LED→LED→LED→LED→LED→12V−
と置いていくだけですが100個もやってると途中で
一個くらい反対向きに入れてしまいます^^;。

左画像右下は半田付け後です。パターンがあるので
半田付けは楽ですねー。このためにわざわざエッチング
したようなもんです。
     
左上 ニンジャのノーマルウインカーをばらします。
    ボディ、反射鏡、レンズと3つに分かれます。

右上 その中の反射鏡をさらにばらして電球のソケットを
    切断してしまいます。

   
左  切断した配線を基盤に半田付け。

そして振動対策としてホットボンドで固定しておきます。





基盤を反射鏡ユニットにホットボンドで接着します。

車検どーするの?と、お思いでしょう
多分通ると思うからというのがひとつの答え。

もうひとつは
このユニットはLEDウインカー用にヤフオクで入手した
予備のウインカーを加工したのです。

元に戻すのに多少手間がかかりますが反射鏡ユニットを
元の灯体にいれれば復帰します。
配線をウインカーボディに通すのが面倒くさい。
リアはテールカウルをはずさなくてはいけないけどね。
左上 テールユニット
右上 テールユニットナンバー灯部分
    ナンバー灯については赤色が漏れないように
    ステンレスの板で遮光板を作成してホットボンドで接着。
テールランプについては
テール時に LED20個が減光して点灯
ストップ時にLED50個点灯
というようにテールとストップ時に明るさと面積を変えるように
配線しました。

左 向かって左側(車両右ウインカー)は電球のまま。
  レンズの中にぼんやりとアンバーの電球が見えます。
  向かって右(車両左ウインカー)はLED完全にクリヤーですね(^^)。


左 ハイフラ対策用ICフラッシャーリレーです。
 LEDウインカーを純正のウインカーリレーで点灯(点滅、か)
 させると消費電力が少なすぎてハイフラになるか最悪点灯
 しっぱなしになります。
 今回は点灯したまま点滅はしてくれませんでした。
これを使うと消費電力に関係なく点滅スピードをコントロールしてくれます。
LEDの場合はやや早めの方が良いみたい。

なぜって LEDは点灯、消灯がはっきりしていて電球のようにじわっと
明るくなったり暗くなったりはしません。
点滅サイクルのある一瞬だけをみたら消灯してるようにも思えます。
なので点滅スピードを上げてその一瞬でもついているように
見せるようにしてあげた方がいいと思います。
左 純正のウインカーリレーをはずしたその場所に
  ICフラッシャーの配線を接続します。
  線は3本しかないので簡単。

右 そのICフラッシャーはシートレールにタイラップで固定します

LEDテールとウインカーの動作風景を動画にしました。
WMV形式約1.2MB


LEDテール&ウインカー製作費用

テールランプユニット(中古)  1000円
ウインカーユニット(中古)    2000円
赤色LED、TOL-50aURsCEs50個 3500円
白色LED 4個  800円
黄色LED 100個  5500円
定電流ダイオード32個  1920円
基盤ICB-504EG 2枚 800円(くらい)
エッチング液 460円
ICフラッシャーリレー  3800円

合計  19780円(!)に消費税。
振り込み手数料、送料、もあるので

はっきり言って費用かかりすぎ、です。。。。