2004年仕様です。
03年暮れ朝連に行った帰りに
クラッチが切れなくなりました。

握ってもずるずる動いてしまい
信号待ちで止まることが出来ません。

オペを見るとほとんど動いていないので
マスターかオペかどっちかが逝ったと思われ。

マスターは中古だからいつ逝ってもおかしくないし
オペも何年使ったかわからない部品なので
これまたいつ逝ってもおかしくない。

なので両方一気にやっつけることにしました。

マスターは中をOH
オペはASS'Yで交換します。
白い箱がオペASS'Y 4980円
ホンダの袋が OHキット 2980円

まずキャップを外してフルードを
ウエス等で吸い取ります。
レバーを外すとサークリップが見えます。
スナップリングプライヤーで外します。
スナップリングが外れると中には
スプリング、カップ、ピストン、プッシュロッドが
入っています。
上は新品のピストンとカップ
このカップをピストンの右から2段目まで
入れ込みます。

どう見てもピストンの方が太く
カップの穴が小さくて入りそうにありません

そこで千枚通しのような物を使って
こじって入れてあげます。
このときにカップにフルードをつけて
滑りやすくしておきます。

無事ピストンにカップが入りました。

よく見ると旧ピストンはピカピカだし
カップの角も落ちているようです。

これでは油圧がかからないのも
わかる気がします。
後は順番を間違えないように
組んで行くだけです。

スナップリングがうまく入らなかったので
12mmのソケットを使って押し込みました。
(よい子はまねしないでちゃんとした
スナップリングプライヤーを使いましょう)
レバーを外したついでにピボットを
グリスアップします。
レバーが付いちゃっていますが
スナップリングを入れたら
プッシュロッドを入れて
ダストカバーを付けます。
次はオペASS'Y交換です。
外して交換するだけので簡単です。

これは旧オペ
何年、何万キロ使ったのかな?
新品のオペ
キレイです。

しかし!
ギヤのポジションが書いてありません。
これはニンジャの純正P/#で発注してきた物。
ということは前のオペが他車流用だったのかも?
各ガスケットを新品にして
エア抜きをします。

写っていませんがホースの先には
注射器(抜くから注射、ではないが)
がつながっていて負圧で抜いていきます。

4回くらい抜くとエアがほとんど抜けるので
後は手でレバーをキコキコ握って
通常のエア抜きをして完成です。
エア抜きが終わったらエンジンを掛けて
オイル漏れが無いかチェックします。

レバーを握るとオペがちゃんと動いて
プッシュロッドを押しています。

クラッチを握ってギヤを一速に入れて
Nに戻して2速入れて

握ってればバイクは動きません。

無事成功したようです。
クラッチに限らずマスター系のOH時期というのは
なかなか見極めが難しいです。
本当は今回みたいに走行不能に陥る前に
交換またはOHしたいところです。

ところでレバーの重さですがOH前と
変わらず重いままでした^^;