09/09/20
フロントフォーク延長キット取り付け編です。
ZXRのフォークは50mm延長で約800mmで
ZRX1100はそのままだと770mmです。

770mmでも問題ないような話もあるので
そのままちょっと走ってみました。

するとフロントふらふらで切り込みが
激しくて乗りづらかったです。

オフセットは前のステムも今回も35mmなので
単純にフォーク長の違いでキャスターが立って
その変化でハンドリングが変わったようです。

なので50mm延長キットをまたまた
トウジエンジニアリングさんにて購入です^^;
フォークのオーバーホールはフォークを抜かないと
出来ませんが延長キットの取り付けは
ステムに付けたまま出来ます。

というか付けたままの方が作業しやすいはずです。

まあ助手がいるとか手が4本くらいあれば別ですけど(笑)

自作工具の22mmナット回し。

ZRXのフォークは右のクランプ緩めて
アクスルを緩めて抜けます。

左のナット側は固定したままです。
緩めちゃうとナットの位置がずれてホイールを入れるとき
メーターギヤとかがうまく入らなくなります。
ホイールを外してフェンダーも外します。
純正のトップボルトを緩めます。

これはホイールが接地状態で
左にハンドルロックかけてやった方がいいです。

僕はまたタイヤ付けてジャッキ降ろして
トップボルト緩めてジャッキアップして
またタイヤ外す
というアフォな事してしまいました(-_-)


トップボルトは27mmのソケットです。
ニンジャのトップキャップはネジが抜けると
スプリングのテンションで飛び出しそうになりますが
ZRXはカートリッジ式のフォークなので
インナーロッドにキャップが付いたままです。

なので意外と安心してキャップ外せますよ^^;
トップキャップ下の固定ナットの下のワッシャを
少し押し下げて10mmか12mmのスパナを挟みます。
(薄い物がよい車載工具のショボイのが最適)
14mm固定ナットにスパナをかけます。
そしてトップキャップのプリロードアジャスターを
17mmスパナで緩めます。

12mmの薄口スパナなくてもよくねえ?
と思うかもしれませんが
これはインナーロッドの先(下方面)にボトムケースが
固定されていてこの写真の状態で
ボトムケースを引っ張り上げているのです。

なのでこうしてボトムケースを落さないように
12mmスパナと下のワッシャで上げておかないと
5枚目の写真の状態になって14mmのスパナが
かけられなくなります。
トップキャップが外れました。

延長キットは50mmにしてみました。
次にトップキャップから
イニシャルアジャスターを抜きます。

これは締める方向に回して抜きます。

抜こうと思うと緩め側に回したくなりますが
締め側に回して下に出します^^;

完全に抜き出したらパークリで洗浄します。
今度は延長キットにイニシャルアジャスターを
取り付けです。

下側から入れます。

今回Oリングは再利用しましたが
新品を購入した方がいいと思いますよ。
ある程度入れたら延長キットの付属ツールを
使って入れます。

今度は緩め側に回していくと
どんどん上に上がってきます。
左がイニシャルアジャスターを入れた物

右は入っていません。
延長キットにインナーパーツを組んだら
フォークに取り付けです。

14mmスパナを持って延長キットを
手で回していきます。
ある程度まで入ったら延長キットの付属ツールで
イニシャルアジャスターを締めます。
延長キットがインナーロッドに固定できたら
トップキャップをフォークインナーに取り付けです。

この時はスプリングのテンションが
あるので押して回します。

ねじ山が2山くらいかかるまでしっかり回します。
ネジがかかれば32mmのソケットで
締められますね。


ハンドルバーの形状とか
両マスターにもよるけど
フォーク単体だとかえって作業しにくいと思います^^;
右で学習したので左はあっさり終了
上下ブラケットのフォーク固定ボルトを
緩めて
突き出しの調整をします。

ここまではアッパーカウル付いたままで
作業できましたが
アンダーブラケットのフォーク固定ボルトに
どうしても工具がかけられなかったので
結局カウルを外しました(笑)
突き出し20mmで実質30mm延長ですね^^;

延長キットのトップキャップを締める前に
イニシャルアジャスターの締め込み量を
左右で合わせておきます。
トップブリッジから見るとこんな感じです。
ライダー目線でこんな感じです。
見た目はあまり変わりませんね^^;

とりあえず2009年仕様完成!