番外編の資料です。

デイトナマルチファンクションメーターのバックライトの修理です。
今は絶版のこのメーター
温度2カ所
電圧
回転
時計
の5項目を1画面に表示できる
すばらしくすばらしいメーターです。

しかも当時の定価20000円

ヨシムラのディアルテンプは
本体 27800円
センサー 2コ別売りで約7000円
計 35000円にもなるぼったくり価格です。

しかも時計と回転はどちらか一方しか
表示できないので4項目表示です。

デイトナの08年のカタログによると新しい
マルチメーター開発中ですが
ブログで未だ未定という悲しいお知らせだそうです。
このメーターは各設定を記憶するのに
充電池を内蔵しているそうでそれを
有償で交換できるそうです。

ということは分解できる仕様と思われるので
パッと見一体式にも見えますが
表面のカバーをはぐるとココに
ネジがあります。
四隅にあります。計4本。
カバーはめくると多少クセが付いてしまいますが仕方ありません。
多分補修時には新品交換してると思いますが^^;
フタを外すと中身とご対面です。
防水キャップでケーブルが引き出しづらいですが
ちょっとずつ引っ張って基盤を出してみます。

ご覧の通り液晶は光っていますが
バックライトは点灯しません。
バックライトは画面左から光っています。
液晶下の白いのがバックライトで
赤のスイッチ間に2本の電源があります。
ハンド吸い取り器でハンダを吸い取ります。
ちょっと写真を撮っていないのですが
上の画像の液晶側からハンダごてを当てて
ハンダを溶かして
裏側から吸い取ります。

ハンダが取れればバックライトはマイナスドライバーみたいのでこじれば外れます。
これがバックライトLEDです。
外すとこんな感じです。

右中央 白い長い物体(赤丸の中)

これは液晶まで外していますが
ココまで外す必要は全くありません。
初チャレンジで勝手がわからず
全バラにしてしまいましたが
結局バックライトのハンダを溶かして
LEDのみを取り外すだけでよかったので^^;
内蔵したLEDはこれです。
もうこれまた絶版なのですが
楽天とかヤフオクで探すと微妙に
在庫あるみたいです。
このLEDは単発で1個光ります。
白いケースに抵抗が入っていますが
ケースは邪魔なので外します。
そのままだとテンプメーターに入れたあとに
ショートしそうなのでビニテで巻いておきました。
この辺はおまけです。
ホワイトLEDで点灯させたイメージです。
さてちょっと検証
このメーターはLEDが切れると
なぜか電圧表示が15V以上となり
メーター上でHIとなってしまいます。

LEDは基本12Vではなくて4V前後で
点灯するので基盤上で減圧してると
12VのLEDは点灯しないことになってしまいます。
そうなると今までの苦労が水の泡をなってしまうので
12VLEDを基盤に仮付けしてメーターを
12Vへ接続すると無事点灯しました。

ということは基盤上のLEDの電源供給は
12Vとなります。
電圧供給が12Vとわかったのでハンダ付け。
赤が+
黒を-でハンダ付けします。

液晶もバックライトも外れていますが
実作業時には両方とも付いていてOKです。
LEDの配線がケースに干渉するので
削るかハンダごてで溶かしてしまいましょう(w
動作確認です。
無事ホワイトLED仕様になりました。
上段のOILのあたりが白く抜けていますが
これはバックライトを分解したとき
あやまってハンダごてを接触させて
少し溶けてしまったからです。

実際には液晶もバックライト(正確には
導光板)も付けっぱなのでこういう事には
ならないはずです^^;
ストロボ炊くとこんな感じです。
液晶を再ハンダする際にどっかおかしく
なったみたいで表示がおかしくなってしまいました(笑)
このあとホットボンドでLEDとバックライト導光板を固定してあげるといいと思います。
でもってフタをして完成です。

液晶を外してしまったおかげで表示が
おかしくなってしまいましたが
バックライト用LEDのみを外す事が
出来るのでその方法なら
うまくいくと思います