06/05/14
順番がちょと違いますが06年仕様のリヤキャリパーは
ヤマハFZS1000のMOSキャリパー流用です。
マスターはニンジャは14mmですが
MOS車は1/2でした。
そこでにく肉さんの事例を参考にゼファー用の1/2マスターも
流用しました。
FZS1000のリヤキャリパーと純正O/Hキット
シリコングリスにキャリパーピストン専用ツールです。

ヤマハのシールキットはOリング4個と
グリスが入ってなんと驚きの704円(w

カワサキのシールは1枚350円くらいだったな。
ヤマハ安すぎ(笑)
ピストンツールを使ってピストンを
引っこ抜きます。
コンプレッサーあるからエアで押し出しても
よかったんだけどね・・・・
ちょっと見づらいけど旧シール
何キロ使ったわからない中古ですので
たとえO/H済みと言われても
自分で使い始めるときに交換します。
(前歴が完全にわかるパーツは別だけどね)


Oリングを外しました。
耳かきとか先の丸まったマイナスドライバーとかが
使いやすいですね。
Oリングの溝を歯ブラシで清掃します。
キレイになったかな?
オイル経路をエアで吹きます。
ピストンは1500番のペーパーで
磨いてマザーズで仕上げ。
キャリパー本体が乾いて
常温に戻ったら付属のグリスを塗って
シールとダストシールを入れます。
さてカワサキのスイングアームにヤマハの
キャリパーなので今までのカラーや
トルクロッドは使えませんので
新たに製作します。

トガシエンジニアリングで
カラー用丸棒
トルクロッド用六角棒
ロッドエンドを購入しました。
上記の素材をTomoさんに加工していただきました。
ロッドエンドのナットは薄口ナットです。
こんなナットは(たぶん)トガシさんでないと
入手困難では?

加工が終わったら1000番でペーパーかけて
これまた仕上げにマザーズで鏡面化しました。
キャリパサポートはヤマハのを使います。
FZSはアクスル28ΦでZXRは20Φです。
その差分カラーを先ほどの丸棒から
削りだしました。

カラーの厚み自体は以前の純正キャリパーと
同じです。
フローティングマウントから
リジッドになるのでカラーは圧入です。

凸型のカラーを2コ作って抱き合わせで行こうと
思ったのですがTomoさんはそれではつまらん
ということで
凸型を作ってネジを切って
ワンオフのナットを作ってそれで固定
という非常に手間のかかるカラーを
作ってくれました。
(凸型は圧入なのでナットが無くても抜けませんけど)
トルクロッドの受けを溶接しなきゃいけませんが
溶接は出来ないのでHARU-Tにお願いしました。
マウント自体はACサンクチュアリメカニックブランドの汎用品です。
お次はマスターのO/Hです。
ゼファー用の1/2リヤマスターはヤフオクで
タダみたいな値段で落札しました。

しかし値段なりというか出品されているの
みんなばっちいのね^^;

画像のみ表示にして見た目がそこそこキレイで
値段もまあ妥協出来るラインで購入しました。

ゼファーのマスターなんてFZS以上に信用できないので
こちらももちろんO/Hです(笑)
左がニンジャ用14mm
右はゼファー用1/2インチ(12.7mm)です。
ゼファー用はマスターにネジが切ってあります。
O/H完了してロッド、リザーバーホースを付けます。
でもやっぱり見た目がきちゃないので(w
ホース類外してつや消しブラックに塗装しました。
ヤマハのXJR1300用のリヤマスターも
1/2なのですがボルト穴がマスターに対して
オフセットさせているので使いませんでした。
加工さえ済んでしまえばボルトオンですね。
ローターは〜A6用270Φのブレーキングを
使いました。

MOSキャリパーはエア抜きのブリーダーが
両方のピストンに付いているのでちょっと
めんどくさかったです。

ブレーキホースは550mmで購入しました。
ちゃんと計ったつもりだけど付けたら
ちょっと長め。

500mmでよかった感じ^^;

気になる効き具合ですが
ちゃんと効きます。

リジッドになった分カチッとしたタッチです。
パッドも新品でまだ完全に当たりが出ていませんが
ロックすることも出来ますし
だからといって扱いづらいわけでもありません。

ほとんどリヤは使わない人だったのですが
これなら街中なら使えるって感じです(^^)