06/04/22
エンジン搭載編です。
バルタイについても少し
前回ヘッドが完成しました。
腰下とヘッドを別々に積んだ方が
軽くて作業しやすいと思って
腰下だけ積んでみました。

で、Tomoさんから連絡あって
バルタイとるには
エンジン単体の方がいいとのこと。

ヘッドを何度もはぐるから
上にフレーム走ってると作業しづらいそうです。
なのでまた降ろしますた(w
バルタイはTomoさん宅にて取ってきました。
バルタイの他にもスキッシュの測定
バルブとピストンのクリアランス測定
テンショナー加工
等作業山盛りで4時間近くヘッドと格闘しました。

その間ヘッドとシリンダーが外れること5回
カムに至ってはそれ以上付け外ししてます。

通常の972程度(腰下ノーマル)ならまあ
普通ですけど二個イチの僕のような
仕様だとかなり手間のかかる作業です。

バルタイ自体は全円分度器とダイヤルゲージで取ります。

バルタイを取るときにはその前に
クリアランスを適正に調整します。

通常は1番の上死点でとるので
1番のINとEXを0.15mmに調整します。

(上記2点はバルタイ計測後の画像です。
作業風景はありません。)

戻ってきてから残りのバルクリを取りました。

終了したらカムやロッカーなどにオイルを
塗っておきます。
ガスケット類とボルト類も新品にしました(^^)
二人でハイエースに載せたエンジン

一人で降ろしました(w
火事場の馬鹿力は確かに存在します(笑)。

持ち上げるのは無理だと思うけど
上から下には気合い入れてけば
なんとかなる、のカモ。
台車ごとニンジャの下へ移動します。

ジャッキを三角形に配置します。
あとで位置を動かさなくてすむように
前後左右をなるべくフレームのマウントに
近づけます。

これは上から見たエンジン左後方のマウント。
次にジャッキを均等に上げながら
と同時に前後左右をマウントに
合うようにしていきます。
エンジン右リヤのマウント
高さが合って前後がずれています。

これくらいの誤差ならエンジンを
後ろに押すと穴が合います。
マウントボルトも新品です。
左の黒い三角は右後ろ上側の補助マウントです。
穴がぴったり合えばボルトはさくって入ります。
上側のサブマウントを入れて
ボルトを締めるときには
捨てボルトを入れて位置がずれないように
します。
これをしておかないと後で
ステップが付かないってことになりかねません^^;
後ろはすんなり入ったのですが
前側がどうしてもずれてます。

ジャッキで上げたり下げたりしても
合う気配がありません(-_-)
エンジン側をプラハンで叩いたけどそれもダメ。
フレーム曲がってるのかな?
ガスケットでかさ上げしたから合わないのか?と思ったりもしました。

で、ふと思ったのがズレをクイっとひねれば
合いそう。
固くて細い棒状の物があればいけそうな感じです。
Tレンチの柄を入れてプラハンで叩いたら
ちょっとづつずれてぴったり穴が合いました(^^)
穴が合えばボルトはすんなり入ります。
マウントボルトを規定トルクで締めます。
そしたらジャッキを静かにおろします。

エンジンがフレームに載りました。

バイクっぽくなって来たよー。
天気が悪そうなのでハイエース保管です。

黄砂も飛んできたし春嵐も吹いたので
ハイエース保管で正解でした(^^)。